医療×旅行雑誌【ベィmagazine】ってなに??取り組みや思いをインタビューしました!

今回、雑誌「べィmagazine」の編集を行っている理学療法士の金榮香子さんに取り組みやその思いについてお話を伺いました。

①べィmagazineとは??

−−−−−ベィmagazineを始めるに至った経緯とその思いを聞かせて下さい

 ベィmagazineは、『医療×旅行』をテーマにコンテンツを作りたいという思いから始まりました。編集スタッフの多くは医療従事者で、病院勤務の経験があります。病院に入院中の方は、入院中は在宅復帰に向けて頑張っているのですが、退院後に社会参加が乏しいことなどが原因で、”より良い生活を送れていないのではないか?”と感じていました。退院することだけでなく、“退院後にも楽しみがあるよ”ということを知ってもらうことで、入院中も退院後もその先の生活も『より楽しみながら過ごすことができるのではないか』、という思いからベィmagazineを始めました。

 旅行をテーマにしたのは、「退院後の生活に楽しみを持ってもらいたい」という思いを体現するために、より多くの方がエンターテイメントとして楽しむことができると考えたからです。

−−−−−病院での経験が始めるきっかけとして大きく影響しているのですね

 リハビリテーションを提供する中で、当事者の方から「ここ行きたかったけど無理だよね」、「来月旅行にいく予定だったけど、事故にあっちゃったし難しいな」という話を聞くことが多くありました。私たちが「旅行いけますよ」ってどんなに伝えても「それは、あなたが健常者だからだよ」って返されてしまって。その時『怪我をしても、障害を持っていても旅行できるよ』ということを目に見える形で示したいと思いました。実際に旅行された方の情報が病院にあると、入院されている方々が退院後の生活をイメージするきっかけになるんじゃないかとも思いました。

雑誌を作るのには、予算が必要なためクラウドファンディングを行ったのですが、300人以上の方に支援をいただきました。とても感謝しています。

②べィmagazineの構成メンバー

−−−−−べィmagazineの編集者はどのような職種で構成されていますか??

初期メンバーは、理学療法士が多く集まるサロンの中から、同じ思いを持ったスタッフが集まりました。

編集長は雑誌の編集者で、他のスタッフは全員理学療法士です。今後はより多くの方にこの雑誌へ携わってほしいと思っています。まずは、べィLABOから参加していただけると嬉しいです。

③べィLABOとは

−−−−−べィLABOとはどのような取り組みでしょうか??

 べィLABOは、障害を持っている当事者の方、その介助者の方、医療・福祉に関わっている業種の方から旅行というテーマを軸に多岐にわたる情報をHPに集約して、多くの方が「旅行先のバリアフリーやユニバーサルデザイン情報にアクセスしやすくしよう!!」という取り組みです。

−−−−−べィLABOを始めるきっかけを教えて下さい

べィmagazineの編集コアメンバーの多くが関東に在住しており、取材対象が関東周辺にならざるをえない状況でした。しかし、クラウドファンディングを行った際に、「地方の情報も欲しい!!」という声を多くいただきました。そのため、できる限り全国各地の観光地や名所の情報を集めたいと考えました。その中で、より多くの方が興味を示した観光地や名所を取材し、雑誌に掲載したいと考えています。

また、べィmagazineは、みんなで作り上げていくものだと思っています。皆さんが提供してくれた情報が「他の方が一歩踏み出すための後押しになる」かもしれない、「コミュニティーが生まれる」かもしれない。私たちのリサーチでは届かない場所が多くあるため、車いすユーザーの方、介助者、療法士、その他医療・福祉関係者の方々など皆さまの力を貸していただけると嬉しいです。

記事にするとなるとハードルが高くなると思うので、もしご不明な点があればLINE@に質問を下さい!!

べィLABOの情報はこちら

④べィmagazineの今後の取り組み

−−−−−べィmagazineの今後の取り組みやビジョンを教えて下さい

ベィmagazineやべィLABOを通して当事者の方に情報を提供していくのと平行して大きく2つの取り組みを考えています。

1つ目は、ホテルのコンサルティングです。こちらはユニバーサルデザインを取り入れたいホテルに対し、べィmagazineのスタッフが現地へ伺いアドバイスを行うサービスです。ホテルや観光地にユニバーサルデザインを取り入れることで車いすの方が旅行する時の受け皿を増やしたいと考えています。現在は、お試し期間中なので無料でバリアフリーやユニバーサルデザインのコンサルを承ります。 べィmagazineのUDコンサル

2つ目は、同じ車いすユーザーの中で、旅行に精通している方々と旅行にいきたいけど行けない方々、この両者を繋ぐようなプラットフォームを作りたいと考えています。車いすユーザーの困り事は車いすユーザーが1番理解しているはずです。「旅行にいきたい」という思いがあっても、不安な気持ちや恐怖心から最初の一歩を踏み出すことができない方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?そのような方にとって、同じ車いすユーザーで旅行を経験されている仲間がいることはとても心強いのではないでしょうか。


−−−−−最後にメッセージを!!

 この情勢の中、どのように取り組みを進めていけば良いか迷いもありますが、少しでも皆さまの背中を後押しできればと考えています!!今後ともべィmagazine、べィマガHP、べィLABOを応援していただき、可能であれば仲間になっていただけるととても嬉しいです!!


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金榮 香子さん

理学療法士

車いすバスケットボールチーム(GRACE)トレーナー。

理学療法士の免許を取得後、リハビリテーション病院で活躍される。旅行大好き。大自然の中でのアクティビティ・美味しいご飯・人との交流が生きがい。車いすユーザーと旅行する中で、障害者が感じる旅行の”壁”を目の当たりにする。どんな方でも気軽に楽しめる旅行を企画したいと思い『ベィmagazine』に参加。

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