作業療法士が免許センターに!?高齢者の安全運転をサポートする役割とは

外出難民や買い物難民というテーマが社会課題となる中、作業療法士が障害がある方への自動車運転のリハビリテーションや、運転能力の評価チェック、高齢者への運転や外出手段についてのアドバイスや支援など、運転や移動の支援に関して関わることが増えてきました。

高齢ドライバーの事故が注目され、免許返納についての話題も多く聞かれる中、皆さんは神奈川県警の運転免許センターに、作業療法士が配置されているのはご存知でしょうか?

昨年度までは非常勤の作業療法士一名の配置でしたが、今春より常勤として常時二名の作業療法士が配置されています。
運転免許センターへの作業療法士の配置は、神奈川県警が全国で初めての実施となっています。

運転免許センターの業務内容としては、
・高齢運転者、障害者への対面相談やドライブシミュレーターを用いた適性検査の実施
・運転継続の可否判断
・安全運転への助言、指導
・免許返納により受けられる支援の案内 等

を行っています。

作業療法士の役割としては検査で得られたデータを基に、医学的な観点で身体、認知機能を分析し、受検者に説明を行っているとのこと。作業療法士が関わることにより、これまで難しかった個別の事情に応じたきめ細かな助言も出来るようになったそうです。

全国初めての免許センターに配置された作業療法士、白岩氏のインタビュー記事はこちらに掲載されています。

「日本初!自動車運転免許センターへの作業療法士の配置」(日本作業療法士協会HPより)
https://www.jaot.or.jp/files/news/wp-content/uploads/2019/03/00279f63377a7c938ba6a0821def2f81.pdf

加齢や障害によって運転に悩む方や家族、医療関係の支援者も含めて、こちらの安全運転相談窓口、「#8080」が、全国統一の専用相談ダイヤルとなっていますので、実際に運転にお悩みの方がいらっしゃる場合は、まずはこちらのダイヤルに相談して頂くのが良いかと思います。

今年5月には道路交通法も改正され、高齢者講習時の運転技能検査の実車試験制度、限定免許制度も始まります。
運転と外出に関する情勢も目まぐるしく変わる昨今ですが、iconaviは運転免許センターで活躍するOTさんを応援し続けます!

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