ここでは車椅子を使用しての外出や旅行に行く際に最低限チェックしておくと困らずに済むチェックポイントについて複数回に別けてご紹介していきたいと思います。
宿泊先編
予約の時に車椅子を利用していること・部屋に車椅子こごと入ってもよいか。使いたいものがあるか、車いす用のトイレがあるかなどを確認いておくと安心。
1.館内アクセス
チェックポイント
- 出入口の段差の有無
- 履物を変える必要の有無
- エレベーターの有無
- トイレの状況
- 出入口、廊下の段差の有無
- 宿泊先までの移動(送迎バス:有無。タクシー・徒歩)
合わせて確認
- 食事はどこで食べるのか(部屋・大広間・その他)
- 椅子?・座敷?
- 必要に応じて食事の形態を変えてくれるのか
- 館内着(浴衣・私服)
- 手伝ってもらいたいこと(例:荷物を運ぶ、椅子の用意等)
- 宿泊先にあったら使いたいもの(椅子、靴ベラ、キッチンバサミ等)
2.客室
チェックポイント
- ドアの幅(車いす可・不可)
- 出入口の段差の有無
- 部屋の中の段差の有無
- 部屋の中の廊下が車いす使用可能かどうか
- 洗面所・浴室の段差の有無
- 寝具(布団・ベッド)
- 誰でもトイレ(近くにある・ない)
- 部屋の移動方法は?
- 歩き→ つかまる場所の有無、装具・室内履きの利用(OK/NO)
- 車椅子→室内用のタイヤカバー(必要・不要)、置き場の確認
- タイヤカバー→車いすのタイヤにかぶせるおの。
合わせて確認
布団から立ち上がりがムスカしい、手すりや摑まるものがない場合は、宿泊先のスタッフに椅子などの使えそうなものがあるのかを確認するとよい。
夜の手洗いはどこのトイレを使用するのかも事前に確認しておくとよい、旅行中の夜だけでもオムツを使うのも一つの手段です。
3.脱衣所
チェックポイント
- 脱衣所の椅子の有無
- 脱衣所のトイレの有無
- 脱衣所から浴室までの段差や距離の確認
- 洗い場にシャワー用の椅子の有無
- 高さの確認(高い・低い)洗い場の手すりの有無
- 浴槽の手すりの有無
- 浴槽内の捕まる場所の確認
4.外場・露天風呂
チェックポイント
- 内場→外場への道のり段差の有無
- 浴槽内の手すりの有無
- 夜間は十分な明かりがあるか捕まる場所の有無
ワンポイントアドバイス
いつもより広く滑りやすい浴室。移動の時に杖を中まで使用しても良いか、混み合う時間・人がない時間帯など以下のチェックポイントも確認するとなお良いかも。
5.入る前にチェック
チェックポイント
- 体温、血圧はいつも通りか
- 前日はよく眠れたか
- 直前に飲酒はしていないか
- 水分しっかりとったか
- 体調の変化はありませんか(フラフラする、悪寒がする、下痢をしている等)
- 医師から聞いている注意事項はあるか( ○○分以上の入浴は控える,シャワーだけにする等 )
ワンポイントアドバイス
何かあった時、助けを呼びやすい時間帯(利用客がいる時間帯)を選ぶと安心かも。
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