町田市地域の外出を考える公開講座を開催しました!

今回は、2022年3月27日に開催した、町田市の住民主体で行う外出手段を紹介したり、移動支援に関わる車いすユーザーさんや見識者からお話を聞くイベント「町田市地域の外出を考える公開講座」の模様をご紹介していきます!

1.地域の外出・買い物、これからどうする?

 みなさんこんにちは!iconavi編集部のtasukuです。今回地域の住民主体で行う外出手段を紹介したり、移動支援に関わる車いすユーザーさんや見識者からお話を聞くイベント「町田市地域の外出を考える公開講座」を東京都町田市で開催することとなりました。

 高齢化社会・高齢ドライバーに関する問題が社会課題となっている中、買い物難民・外出難民への対策や免許返納後の移動手段に関する支援について、自治体毎に様々な取り組みが始まっています。今回の講座は全国的にも先駆けた取り組みを行っている、東京都町田市での様々な移動支援の事例や、障害を負った後も活動的に外出を続けられている方、全国での事例などをご紹介し、地域の外出について参加者の方々と考えていくものでした。

 町田市での移動支援・外出支援に関する取り組みで、iconaviで取り上げた記事をいくつかこちらにご紹介します。

 今回この講座の主催を担ったのは「町田市高ヶ坂・成瀬地区協議会」、地区協議会とは地区の特性と資源をいかして、地区の課題を地区自らが解決し、さらに地区の魅力発信と向上に主体性を持って取り組む、町田市内で10ヶ所配置されている、町内会や民生委員、高齢者支援センターやPTA等、多団体で構成される組織です。編集部のtasukuも地区協議会ニューパワーズとして、地域の清掃活動などの地域の取り組みに参加させて頂いています。

2.公開講座スタート!

 それでは公開講座がいよいよ始まります。会場は町田市成瀬にある「成瀬コミュニティセンター」、運営メンバーは作業療法士3名、司会進行はtasukuが務めました。40名近くの参加者がお越し下さり、司会の挨拶の後講座スタートです。

 第1部は「町田市における住民主体の移動支援について」というテーマで、町田で始まっている移動支援に関わる3つの団体の方々にお越し頂き、それぞれの取り組みについてお話頂きました。

 一組目は自治会での防災・見守り支援の下部組織から結成された方々を中心に運営をして、デイサービスのバスを日中地域に開放している「町田市無料地域巡回バス くらちゃん号」について。

くらちゃん号について詳しく知りたい方はこちら↓
https://rehanowa.com/kurachango

 そして二組目は地域の生活支援団体の方々でマイカーでの送迎を行う「成瀬お助けたい」について。

成瀬お助けたいについて詳しく知りたい方はこちら↓
http://naruseotasuketai.blog.jp

 三組目は忠生地区で新たに始まったショッピングセンターへの外出支援「お買い物バス かしのみ号」についてでした。

 第2部は「病気を負っても活動的に外出を続ける秘訣」というテーマで、障害者平等研修(DET)登録ファシリテーターであり、JリーグのJ1チームボランティア、東京オリンピックのフィールドキャストなど、多方面で活動されている堀川裕之氏に登壇頂き、車いすユーザーとしての視点から外出や移動に関するお話を頂きました。

iconaviでもインタビューさせて頂いた堀川さんの記事はこちら↓

 第3部は「地域の外出支援に詳しい見識者による講演」というテーマで、全国の自治体と連携しながら、住民主体の移動支援の立ち上げに多く関わる、「NPO全国移動サービスネットワーク」副理事長の河崎民子氏にご登壇頂き、全国の移動支援事例や、移動支援に関わる法整備についてお話し頂き、講座は盛会にて終了しました。

NPO全国移動ネットについて詳しく知りたい方はこちら↓
https://www.zenkoku-ido.net

 運営のメンバーと登壇者堀川氏とパシャリ。

 こういった機会を通して、地域住民の方々が相互にエンパワメントされていき、地域の様々な外出手段を知ることができて、さらに講座を聞いて頂いた方が移動支援に関わってみたいなと思えるきっかけになれば良いなと思い企画した会でした。
 次回はもっと多くの方に聴いていただけるようオンラインとオフラインとのハイブリッドで開催出来ればと思います。

 iconaviでは今後も移動に関わる様々な情報をお届けして参ります。どうぞお楽しみに!

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