地域にある交通手段ってどんなもの?

ここでは地域を走る交通手段についてご紹介します!

地域にある交通手段ってどんなものがあるんだろう?

買い物や友人とのお出かけなど、私たちの普段の生活で欠かすことのできない「移動手段」
みなさんはどこかに行く際に電車やバス、車など、どんな乗り物に良く乗りますか?

近年超高齢化社会はどんどん進み、高齢ドライバーに関する運転免許返納についての問題、さらには過疎地域における公共交通空白地域における問題も、大きな国の課題となっています。

そんな中、今話題になっているMaaS(Mobility as a Service)といった、ICTを活用したモビリティ(移動)を1つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念も注目度が増し、AI等も利用したテクノロジーと移動手段の融合が実現されてきています。

MaaSについて知りたい方はこちら↓

様々な移動手段が今後一本の線のように繋がる未来が広がる上で、公共交通機関だけではなく、地域を走るローカルな移動手段に関しても、歩行や長距離の移動が困難な、高齢者や障害者、赤ちゃんを連れるお母さんや妊婦さんの重要な生活の「足」となってきます。

今回はそんな地域にある移動手段について、一体どんな種類があるのか改めて考えてみようと思います。

地域にある交通手段の種類

1.公共交通機関

電車やバス、タクシー等の不特定多数の人々が利用する交通機関を指します。なお、タクシーについては、これを公共交通機関に含むという解釈と含まないという解釈があります。
他にも、介助が必要な高齢者や障害者を対象とした、道路運送法に基づいて地域を走る「福祉有償運送」や「福祉限定タクシー(いわゆる介護タクシー)」という移動手段もありますが、そちらについてはまた別の記事でご紹介していきたいと思います。

2.コミュニティバス

地域生活の移動手段を確保することを目的として、比較的小規模で運行されるバス(定時定路線)のことをコミュニティバスといいます。
バス事業者が独立採算で路線を維持できない地域を対象として、自治体や住民が運行や運営に関わって提供されるという特徴があります。

3.デマンド型交通

デマンド型交通は、正式にはDRT(Demand Responsive Transport:需要応答型交通システム)と呼ばれ、路線バスとタクシーの中間的な位置にある交通機関です。一般的には、デマンドバス、デマンドタクシー、乗合タクシーと呼ばれる交通手段です。
事前予約により運行するという特徴があり、「運行方式」「運行ダイヤ」「発着地」の組み合わせにより、自由度が高く運行形態が様々です。
平成18 年の道路運送法の改正により、デマンド型交通も道路運送法に基づく乗合事業に位置づけられました。

最近では、施設などを運営する社会福祉法人が社会福祉事業の一環として、自治体や地域住民の課題と連携して、例えば高齢者の健康増進や閉じこもり防止のために、デイサービスの空き車両を使った買い物支援やサロン送迎等に、積極的に取り組む事例も全国的に増えてきています。

iconaviでも取り上げた東京都町田市を走る無料巡回バス「くらちゃん号」のインタビュー記事はこちら。

デマンド型交通は、その運行形態の自由度の高さから、上述したMaaSとの連携も注目され、全国で様々な取り組みが行われています。

その一部をこちらのサイトからご覧になれます。
『自動運転ラボ』
https://jidounten-lab.com/u_maas-ondemand-matome


以上、今回は地域を走る交通手段について概要をまとめました。
コロナ禍でも注目されている、MaaSによるICTと移動の一体化が、地域のローカルな移動手段から動き出しています。

デマンド型交通には特に目が離せないので、iconaviでは今後も様々特集していきます。
どうぞお楽しみに!

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