ここでは車椅子を使用しての外出や旅行に行く際に最低限チェックしておくと困らずに済むチェックポイントについて複数回に別けてご紹介していきたいと思います。
どの移動手段でも、乗り換えなどにかかる時間を考慮して、普段より30分以上余裕を持って計画すると、時間に追われずゆったりと移動できます。
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公共交通機関を利用する際の流れ
電車の場合
- 改札で駅員に声をかける(行き先・乗り換え先など)
- 駅員の指示に従い、待機・移動
- 乗車(※乗降車時は駅員の指示に従った移動すればOK)
路線バスの場合
- バスが到着したら、乗務員に乗車の旨を伝える
- 乗務員の指示に従い、待機・乗車を手伝ってもらう
※降車時は他の乗客が降りてからいんなります。声をかけてもらえるまでその場で待機してください。
チェックポイント
- 長時間の場合:休憩タイミング
- 事前に申請(報告)が必要なのか確認
※高速バスは乗れないものもあり、条件付きで乗れることもあります。事前に予約する際に確認しておくと吉。
電車・バスの場合
チェックポイント
- 車椅子も通れる改札はどこにあるか
- エレベーター・エスカレーターの場所
- トイレの場所
- 新幹線や特急列車での食事方法
- 電車内の段差・階段の有無
- 大きく揺れるポイントの有無
- 指定席の場合:座席への座り方(誰かと/一人で)
ワンポイントアドバイス
駅ごとにエレベーターのいちが異なるので、乗り換え時間を多めに確保しておくと焦らずに安心して移動ができます。
長時間の移動はトイレ休憩などを挟む時間も考慮して、計画すると安全に楽しい外出になると思います。
特急列車では駅弁などを楽しむことも。普段使っている食具(スプーン等)や滑り止めマットを用意しておくと思う存分、味わうことができます!
タクシーの場合
チェックポイント
- 車椅子のまま乗り込める仕様になっているか
- 車椅子の大きさは対応可能な大きさか
- 車椅子の積み込みの可否
- 車椅子を車の近くに停められるか
- 足元は不安定な場所ではないか
ワンポイントアドバイス
ゆっくり乗り降りできるか、十分なスペースのある場所かなども確認できるとさなに良いかと思います.もし、不適切な環境であれば、運転手へ移動の依頼をできると安全な乗降車ができると思います。
プチ情報 次世代タクシー「JPN TAXI」運行開始
車椅子に乗車したまま乗れる上に、乗車料金はそのままのタクシー。そのまま乗り込めるというメリットもありますが、乗車できる車椅子の大きさに制限がある・乗車に時間がかかってしまうといったデメリットもある。
自家用車の場合
- 車椅子の積み込みの可否
- 休憩場所(SA・PA等)の確認
- 休憩タイミング
- トイレ休憩でいく場所の確認
- 駐車スペースは十分か(車椅子の乗り降りが可能か)
ワンポイントアドバイス
車椅子ステッカーについて
車椅子ステッカーが貼ってあれば「車椅子利用者がのている」ということ知ってもらえる。しかし、駐車禁止スペースに停められるなどの効果はないため注意が必要。駐車時は十分なスペースがあるか確認するのがベスト
上記以外の乗り物の場合
- 事前の予約時に車椅子を使用している胸を伝える
- トイレの場所の確認(必要に応じてオムツなどを検討)
- 乗っている間の移動方法の確認(車椅子での移動は可能か等)
- 座椅子への座り方方法の確認(誰かと・一人で)
- 車椅子での乗り込み方法の確認
- フライト・クルージングの過ごし方(長時間,同じ姿勢ではないか、軽い運動は必要か等)
ワンポイントアドバイス
事前の申請・確認はお済みですか?
飛行機
体の状態などを確認するチェックシートや口頭での確認があるため,必ず事前に申請を!
旅客船
目的地への上陸が可能か、乗り込みができるかなどの確認が必要。予約前にも確認を!
※どちらも予約時に受けられるサービス等の確認、搭乗時間、乗り込む方法等,不安なことは問い合わせをしておくと安心。
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