さまざまな地域で自治体・企業・地域住民が力を合わせて取り組む、買い物支援をご紹介する企画の第2弾となります。
今回は、県をあげて「買い物難民」への支援に取り組んでいる群馬県の事業を紹介いたします!!
県をあげての取り組み〜群馬県の買い物支援サービス事業〜
近年、身近な商店や近隣のスーパーが閉店、撤退が多くみられています。さらに、高齢者の方は、免許を返納したことで遠方への移動が困難となり買い物が難しくなるいわゆる「買い物難民」が増加しています。そして、群馬県も例外ではありません。
そこで、群馬県では、「買い物難民」を支援する3つの取り組みを行っています。
①買い物の「場をつくる」方法
商品を積んだ車で特定の地区を回る「移動販売」、常設または定期的に買い物の場を提供する「出店・買い物市」が主な方法です。店舗を拠点とした地域交流が生まれることで様々な波及効果を期待でき、商品の提供を通して地域の農家や商店の活性化も見込めます。
前橋市の移動販売者「フレッシャー便」
群馬県内の大手スーパーであるフレッセイさんが大利根店から新鮮な商品を満載し、お近くの販売場所まで伺います。フレッシャー便は、毎週月・水・金の午後、城南地区内の4~5か所を廻っています。すべての場所に毎回、城南地区地域づくり協議会のボランティアが付き添い、ご利用者のお手伝いをしています。
お買い物はもちろん、ご近所の方とのちょっとした交流もできます。感染予防対策も徹底していますので、安心してお買い物ができます。ご高齢の方はもちろん、小さなお子様連れの方もお気軽にご利用ください。ご近所の方以外も歓迎しています。
その日に足りなかった商品は「御用聞き」して、次回お持ちします。フレッセイの「ポイントカード」もご利用いただけます。
前橋市HP
https://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/shimin/jounan/gyomu/3/32859.html
②家まで「商品を届ける」方法
自宅にいながら商品を入手できるのが特徴で、主に外出することに困難を感じている人、移動手段を持たない人などの助けになっています。方法としては、購入から配達までを行う「買い物代行」、商品を利用者の自宅まで届ける「宅配」があります。また、商品を届ける際の自宅訪問で利用者と接触することができるため、生活状況の確認や安否確認の役割も期待できます。
高崎市の買い物代行
「重い荷物を運ぶのが大変」「移動手段がない」などの理由で、買い物に困っている高齢者の方等に代わって、お近くの店舗等でボランティアが買い物を行います。
高崎市HP
https://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2014012400213/
高崎市社会福祉協議会HP
https://takasaki-shakyo.or.jp/src/aged/kaimono_daiko.htm
③家から「出かけやすく」する方法
車などの移動手段をもたない高齢者が、買い物を通して社会参加できるのがこの方法です。商店やスーパーマーケットだけではなく、医療機関や公共施設まで送迎しているケースもあります。乗り合わせでの利用が多いため、移動時間を利用して利用者同士がコミュニケーションを取ることも可能。また、健康状態のチェックや安否確認にも繋がります。
群馬県内における買い物付き添い支援 群馬県HPより
https://www.pref.gunma.jp/contents/000301037.pdf
以上、群馬県の買い物支援の取り組みを紹介しました。
引き続き、各地域の買い物支援事業をご紹介していきますのでご期待ください!
参考・引用資料
群馬県 GUNMA 買い物弱者サポート事業
https://www.pref.gunma.jp/contents/000301003.pdf
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