東京都町田市にて、2022年6月より町田市内の自治体関係者や企業、NPO等で構成されたチームによって始まった、「町田みんなのお出かけモビリティネット」通称「まちモビ」がトヨタ財団助成プログラムを受賞しました。本記事では受賞や2022年10月に開催したまち歩きイベントの様子をお伝えします。
1.まちモビとは
まちモビ(町田みんなのお出かけモビリティネット)は、町田市内の地域住民が市内のバスや電車等の乗り物情報を収集し、サイト上で公開することで、「バス停の場所が分からない」「運行状況が分からない」といった高齢者や地域住民の悩みの解決を目指す移動支援の情報ツールです。
まちモビでは、「移動したい人」と「乗り物の情報」、「支援する人の情報」をつなぐプラットフォームを構築します。
これまで外出を控えてしまっていたり、外出しにくかった方々の外出の機会を増やすとともに、交通機関の利用者数を維持・向上させ、地域の移動手段の確保に資することを目的とします。また、推進チームのそれぞれの特性を活かして有機的に連携しながら、子供関係、障害関係の機関や活動団体も巻き込み、子育て世代や障害を持っている方も含め、住民が主体的にまちづくりを意識して参加できるように展開することを目指しています。
「まちモビ」サイトはこちら↓
https://machi-mobi.com
運営メンバー(まちモビ推進チーム)も多様なメンバーで構成されており、自治体関係者、企業、NPOと様々な団体から町田市の交通課題を考える方々が集まっています。iconavi編集部のtasukuも運営メンバーとして活動しております!
【運営】
(株)Reha Labo Japan
ケアプロ(株)
町田市交通事業推進課
町田市南第3高齢者支援センター
町田市社会福祉協議会
NPO町田ハンディキャブ友の会 など
【協力】
神奈川中央交通
さらに運営メンバーには、東京都町田市や神奈川県相模原市の大学が登録する、さがまちコンソーシアムにご協力頂き、学生インターンシップの方々にも参画頂いています。
まちモビの概要を詳しく知りたい方はこちら↓
2.まちモビがトヨタ財団助成プログラム受賞
そんな中、先日まちモビが公益財団法人トヨタ財団 2022年度国内助成プログラムを受賞しました!
「地域における自治を推進するための基盤づくり」というテーマで、なななんと107件の応募の中8件の内に採択頂きました。
まちモビの目的として、まちモビを使う市民の方々に「移動に関する問題を自分事として考え、地域に関心を持ってもらうことで、自治の担い手を増やしていく」というものがあります。今回の受賞は、町田市にずっとある様々な世代を超えた素敵なコミュニティが、水平で優しく繋がり続けていたからこそ出来た関係性の中で成し得たことなのだと考えています。
ここから2年間助成を受けながら、有機的に、そして継続性を持ってまちモビが発展していけるよう、推進メンバー中心に改めて気合が入っているところです。
公益財団法人トヨタ財団HP
https://www.toyotafound.or.jp/community/2022/
3.まちモビ街歩きイベント「モビあるき」も開催しました
そして2022年10月8日、町田市の成瀬地区でまちモビを使ってまち歩きプレイベントというものも開催しました。
その名も「モビあるき」!!
学生、シニア、親子、車いすユーザーと多世代で交流しながら、成瀬コミュニティセンターを基点に4チームに分かれ、まちモビを使ってバス停の情報を集めて街を再発見していくイベントを30人程で楽しみました。
町田市南第1、第2、第3高齢者支援センターさんのご協力も頂き、様々な立場の方々がご参加下さいました。街歩き中は自然に学生さんからシニアへのスマホ教室が始まったり、お子さんとシニアが手を繋いで歩いたり、車いす体験したり、推進メンバーの思いはそんなに伝えずとも、多世代が自然に交流し合いながら余白を掛け合わせていくのは、とても楽しく、新鮮な光景でした。
神奈川中央交通さんのご協力も頂き、ノベルティグッズをたくさんもらえて、子供たちも大喜びでした。
まちモビはSNSでも情報発信をしております。ぜひチェックやフォローもお願いします!
Twitter
twitter.com/machimobi_info
instagram
instagram.com/machi.mobi?r=n
LINE公式アカウント
lin.ee/EaZvNfw
以上、町田移動支援ツール「まちモビ」の現状をお伝えしました。
今後も進捗や様々なイベント情報を発信して参りますので、まちモビの今後にどうぞご期待下さい!
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